サーフィンとの出会い
私がサーフィンに出会ったのは30歳の時。オーストラリアでワーホリ中に軽いノリでやってみたサーフィンが、後に私の人生を変えることになるとは思いもしませんでした。
時給が高いオーストラリアでしこたま稼いで、バリ島で豪遊して帰国するというのが、当時のワーホリ後の王道ルート。私もオーストラリアからバリ島に入国し、すっからかんで日本に帰ってきた思い出があります(笑)
当時はテイクオフもままらないレベルだったのに、板をレンタルして「クタ※」で毎日海に入って練習。※「クタ」はバリ島で最初に開発された都市のひとつ。
足がつかないところは怖い……でもうねりから乗りたい……なんとか沖まで出てみたものの、セットの波に巻かれたり。水中でぐるんぐるんにやられて海面に出れたと思ったら次の波が目の前に……そんなことを何回も繰り返しているうちに、溺れてると思った優しい人が声をかけてくれたこともありました。

思い出のクタビーチ
いざバリ島へ!
サーフィンど素人だった前回のバリ島滞在から早6年。絶対にもっと乗れるようになって戻って来る!そう心に決めていたバリ島にまた行ける。うれしくて出発前から遠足前の子どものように、テンションが上がりまくり。
陸の孤島、宮崎から関空へ。関空からシンガポールを経由してようやくバリ島へ。体力的にはシンドイはずなのに着陸間際、透き通るキレイな海と波とサーファーを上空から確認してニヤニヤ。空港でガイドさんと参加者のみんなと合流してホテルへ。今回はクタではなく、マデウィへ。
このホテルが素晴らしかった。建物はキレイだし、ごはんが美味しいし、なんと言っても目の前がポイント。私はガーデンビューのお部屋でしたが、オーシャンビューの部屋からは海へ沈んでいく夕日が見れるし、最高。雨季なので、スコールはあったもののほぼ毎日キレイなサンセットが見れました。

部屋から出てすぐ波チェック
サーフィンするならバリ島へ!
さて、肝心のサーフィンはどうだったかというと……もう最高でした!
サーフィンって本当に上達が難しいスポーツなんです。「同じ波は二度と来ない」なんて言葉がありますが、本当にその通り。「波」という自然を相手にしているため、反復練習が難しいのです。
そもそも波がなれば、サーフィンはできません。季節や地形によっても、波のコンディションが変わってきます。
波があったとしても、サーフィンは弱肉強食の世界。基本的に一つの波には一人しか乗れません。前乗りしたら怒られます(というか危ないからダメ)
上手い人はバンバン乗っていくけど、下手くそなうちは波が取れないので、まったく乗れません。人が少ない時間帯(スーパー朝イチ)とか、人が少ない場所(波も良くない)で練習するとか…涙ぐましい努力をするわけです。
ところが、バリ島ではどうでしょう。日本語ペラペラのイケメンローカルガイドが波に合わせて後ろから押してくれます。パドルする筋力がなくて、波に置いていかれる……なんてことは皆無。
来た波ぜーーーんぶ乗っていけます。天国か!

この笑顔がすべてを物語っている
しかも今回のポイントはリーフ(岩場)なので、本当にマシーンブレイク。ビーチ(砂場)だと海底の砂が動くので、その地形の影響で波の形が変わるのですが、リーフは同じところから波がキレイに割れていくので、めちゃくちゃロングライドができちゃいます。マジで感動。日本で自分で練習してても波に乗ってる時間なんて、いつも正味2秒くらいなのに(笑)
その上、ドローンで上空から陸から水中から、いろんなアングルで写真や動画を撮ってくれます。結構良いお値段するのですが、こんな機会は滅多にないし、「私の推しはバリ島よ!バリ島に課金する!」と決めていたので、写真も動画もお買い上げしました(笑)
サーフィン熱、再燃!
動画を見る前から分かっていたことなのですが……そこには自分のイメージとは全く違う衝撃的にダサい姿が映っていたのでした(笑)。全然ターン出来てないし、腕をブンブン振り回してるだけ。なんだそのへっぴり腰は!とツッコミどころは満載なのですが、これが今の私のレベル。
絶対うまくなってまたバリ島に戻ってくる!中だるみ気味だった私のサーフィンへの情熱が再燃。帰国してソッコーお世話になってるサーフショップに連絡して、レッスンを申し込みました。
私がリトリートに参加した一番の目的はサーフィンだったのですが、今回の旅のハイライトは実は別のところにありました。
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