5月6日、蠍座で満月を迎えます。月食を伴うスペシャルバージョンです。
今回は蠍座の本拠地で満月が起こり、しかも月食を伴っているので普段の満月よりも手放しのパワーが高まっています。
今回のテーマは、「無意識に気づいて、不要な思い込みを手放す満月」です。なぜなら普段は無意識下に隠れている感情やいろんな思い込みが浮上してきやすいタイミングだからです。
蠍座とは?
蠍座は深く深く潜り込んで、その物事と一体化するエネルギーを持っています。他者と深く関わり一体化するには、自分自身を守っている殻を破り、他者に対する壁をなくしていかなければなりません。つまり個人を凌駕することで達成される一体感なんですね。しかし、深い融合から一転、今回の満月では「手放すこと」で人生がさらに変容します。何を手放すのかというと、自分の一部になってしまっていた不要な思い込みやネガティブな感情です。
理想の人生を実現する転換点
蠍座も今回満月が起こる8ハウスも「目に見えないところ」や「隠れていることろ」つまり潜在意識を表します。この満月のポイントは、怒り、悲しみ、嫉妬、執着など、あなたを苦しめる感情を手放すことです。
満月は太陽と月が向かいあって形成されるのですが、今回月の向かい側には太陽と天王星が一緒にいます。天王星は突然の変化、革命を表す星なのですが、この満月を機に変革が起こりそうなニオイがぷんぷんします。
月の隣には過去生を表すドラゴンテイルが寄り添います。これまでの転生で過去から持ち越してきたパターンや人生の癖みたいなものが誰もにあります。それを手放し、自分の中の意識を変えることで、この先創られる現実が変わってきます。
無意識に気付くには?
自分で気づけ無いから「無意識」と呼ばれているのに、どうやってそれに気付くの?と思われた方もいらっしゃると思います。一番ベストな方法は、カウンセラーやコーチに話を聞いてもらうことです。けれど、今回は自分で無意識に気付く誰でもできる簡単な方法をご紹介します。
まず、一人で集中できる空間を確保してください。
次に自分の尊敬する人の写真を準備してください。偉人でも芸能人でも身内でも誰でもOKです。
その人に向かって、自分の現状や悩みを語ってください。尊敬する人に嘘をついたりしませんよね?あなたの尊敬する人が親身に話を聞いてくれる……という前提で素直に自分の胸の内を語ってみてください。
バカみたいに思うかも知れないけれど、効果絶大なので騙されたと思って10分間話し続けてみててください。自分の気持ちを語るうちに、「あぁ、私ってこんなふうに考えていたんだ」とか「こんなこと感じていたんだ」と自分の考えていることを客観的に見れて、頭の中が整理されてきます。
無意識は気付けば消失する
面白いことに無意識は気づけば消失します。それ以上同じことで悩まされることがなくなります。なので、手放すというより、無意識に気付くことがポイントです。
私が思うに、無意識の中には私たちの満たされなかった想いや傷ついた感情が閉じ込められたパンドラの箱があると思うのです。
小さい頃、お母さんに話を聞いてほしかったのに「今忙しいから後にして」と言われて傷ついたとします。そんなことが何回も続くとその子の中に「私の言葉は受け取ってもらえない」という思い込みがつくられます。もう二度とそんな悲しい思いをしたくないと思ったその子は無意識の奥底にあるパンドラの箱に話を聞いてもらえなかった悲しみを閉じ込めてしまいました。
けれど、この閉じ込められた感情たちは箱から出てこようとします。出してもらうために何をするかというと同じような悲しみを現実に投影します。これが人生で何回も繰り返すパターンや人生の癖だと私は考えます。
パンドラの箱にしまって、心の奥底(無意識下)に押しやってしまうと、どれだけ時間が経っても鮮度を保ったままずっと風化せずに残ってしまいます。その箱に気づいて、開けて、日の下風の下にさらされることでようやく風化され、消化できるんです
このパンドラの箱に閉じ込めていた感情に気付くこと。
その当時の自分を「悲しかったんだね」と言ってハグしてあげるようなイメージをするだけで、もう同じ現象が投影されることはなくなると思います。
この無意識さんも実は私たちを守るために働いてくれているだけなんですけどね。感謝して、退場してもらいましょう。
それでは、良い満月をお過ごしください。
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