魚座について
太陽が魚座にいるこの季節、特に意識したいのが「ゆだねる」ということ。
魚座は「個」という存在が薄く、自分とそれ以外との境界線を溶かし、一体化していくサイン。ワンネス、精神世界、自由、癒やし、芸術などをキーワードに持ち、愛と思いやりに溢れた世界を表します。
水のサインで柔軟宮。海のごとく、すべてを受け入れ広がっていくようにカタチが定まらず、何にでも融合・同化します。
占星術では牡羊座で誕生した命が12サインを旅する魂の成長物語と言われますが、その一番最後のサインが魚座です。魚座はこれまでのすべての体験や価値観を「無」に還していきます。そして、牡羊座として新しく生まれる準備をするのです。
相手の気持ちは相手のもの
去年、お世話になっているサーフショップが主催しているバリ島へのサーフトリップに参加を申し込んだ。この時は新婚旅行という名目で休みを取ろうと企んでいた（※ちなみに旦那はサーフィンはしない。にも関わらずバリ島一択）
けれど、コロナのワクチン接種証明がないと出入国ができないとかで、結局は断念した。
今年はコロナも5類に移行したし、何の制限もなく、海外へいける！でも、今年は昨年申し込んだサーフショップとは別のバリ島リトリートに参加することにした。
バリ島に向けて、ワックスとリーシュを新調しなくっちゃ！ウキウキ気分で準備を進めていた私。いつもお世話になっているサーフショップに久しぶりに顔を出して、そこで買おう！
そこでふと疑問がわく。
サーフショップの人に別のリトリートでバリ島に行くと伝えたら、
「え？なんでうちのトリップに参加しないの？」って気分を害されないかしら……？
別にサーフショップのことを気遣っているわけではなく、こんな些細なことで悩むくらい周りの反応が気になるし、私は嫌われたくないと相手の気持をコントロールしたいと思っていたのです。
意識が変わると起こること
「何かを決めた時点で（まだそれを体験していなくても）意識が変わる」とはよく言うけれど、この時私はすでにリトリートに参加することを決めていたので、意識に変化が起こっていたのかもしれません。
きっと普段だったら言わなかったと思うし、なんならAmazonで買おうかな……とも思ったのですが（笑）正直に別のリトリートでバリ島に行くことを打ち明けてみたました。
結果、嫌な顔をされるどころか……
「いかにバリ島が素晴らしい場所か」について熱弁された挙げ句、バリ島で入るんだったら、「リーシュは1mm太めをおすすめしますよ」なんて教えてもらったり、帰国後はバリ島で撮影してもらったライディングを見てもらって、レッスンをしてもらえることになりました。
普段自分のライディングを見ることなんてないから、動画を見ながらアドバイスをもらえたり、練習方法を提案してもらえるのって、本当にありがたい。
実は世界って優しいのかも
サーファーって「バリ島へ行く」と聞いたら、それだけでウキウキしてしまうような単純な生き物だからっていう理由もあるかもしれない（笑）。好きなものが共通していることで話しが盛り上がったりとか、そもそも小さいことを気にしない懐の大きいオーナーさんだったとか、考えられる理由はいくらでもある。
でも、本当は私が思っているより世界って優しいのかも……。そんなふうに、思うきっかけになったのは、「相手を信頼すること＝世界を信頼すること」をやってみたから。
相手を信頼するということは、自分を信頼することにも繋がります。相手がどんな反応をしたとしてもそれを受け入れられる自分であるという、自分に対する信頼。
コントロールを手放した結果
日常生活において、あらゆるものをコントロールしようとしている私たち。今日やるべきことのタスク、仕事のスケジュール管理……数えだしたらキリがない。もちろんコントロールしなければ、カオスな状況に陥ってしまう。
けれど、「相手の気持ち」まではコントロールできないもの。そんなことは分かってるはずなのに、コントロールしようとしていた私。
「ゆだねる」ことで、これまでチガチに握っていたハンドルを手放した結果、思ってもみなかった良い方向へ展開した出来事でした。
冒頭でお話した太陽魚座シーズンの「ゆだねる」ということ。コントロールを手放すことで、なにかに固執する生きづらさからも解放されるはず。魚座の世界はすべては一つである「ワンネス」。ぜひ大きな力にゆだねることを意識して過ごしてみてくださいね。
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